huv a slight fever

年中夏

Apr.2018


◆歌謡倶楽部艶漢 第二幕
キネマ倶楽部でやると知って、いいなあ!とおもっていた。そしていざ入れることになったら、作品の雰囲気とマッチしすぎていて大変ときめきました。
箱だけでなくて、歌謡倶楽部という空間がまるごと、独特で、他になくて、最高に楽しかった!!!!!!!!!!ビックリマークいくつつけても足りない。この世界を作って目の前で見せてくれて、参加させてくれる、ここまでやってくれた方々に敬意の気持ちが絶えません…。
笑えるという意味でのおもしろみもあり(日替わり出演の堀越さんが最高に楽しかった)、かっこよさもあり、完成度が高い……全方位に無敵だった。
みかしゅんさんが、というか、安里さんが本物です。次元超えちゃった。刺激的すぎる!
アイドルみたいな曲も楽しくって楽しくって!そして何故か一番泣けたのは詩郎くんと光路郎さんのデュエット?でした。なんでだか自分の感情がわからないけど、なんだかしあわせだった(?)

紫の蝶々が舞い乱れる空間が夢みたいでした。夢だったのかもしれないです。夢で会おうぜ、(言い回しは朧な記憶なので正確には違うかも)の一言で締めくくってくれた安里さんかっこよすぎた。

◆「舞台『黒子のバスケIGNITE-ZONE」
私は、近い未来に上演されるであろう新作も絶対に見に行くだろう。と言い切れるくらい、すきです。黒ステ。今回も好きでした……。(追記:続編決定おめでとうございます!!!)
前置きしておきますと、私はこの作品の原作やアニメについては未履修で、かつ、出演者のファンというわけでもなく、いち「舞台黒子のバスケ」のファンなんです。ひょんなきっかけで初演を見ておもしろいと思って、2作目を見てさらに面白い!とおもって、そして今作。
結果、いつみても、どれをみてもおもしろい!!!!
試合展開がたくみで、スポーツものならではの熱いストーリーとそれを通したキャラとキャラとの関係性があり、見れば見るほど一人ひとりの魅力が深く掘り下げられていって、どんどん好きになれる。それは原作が面白いからこそというのもあるだろうし、うまく舞台作品として構成し直されているからなんだろうなあ…と思います。
一幕だけで一作品を見終えたような満足感。この時点で、ここ最近の中で1番泣いたのでは、というくらい泣いた。でも二幕でも飽きさせないでさらに楽しさを与えてくれる。うううん。唸るほど素晴らしい。舌を巻く。楽しかったなあ!!
原作のファンだったらたのしいだろうなあ、とか、そういうのも込みで、好きな作品です。生まれかわれるなら原作ファンになって見たい。
でもそういう立場でなくとも、ただ席に座って、はじめて知るストーリーを、漫画を読み進める時にページをめくる手が止められない!みたいなワクワクを持って作品にひたれる喜びも大きすぎて…恍惚ってかんじです。私、やっぱり熱い少年漫画が大好きのようだ。
先が気になって、とうとう原作に手を出すか、次回作を待つか迷うなあ…でも舞台を初見でみる楽しみを知ってしまったのでとっておこうかなあ…贅沢な悩み。

今作については、もう青峰という男を好きにしかならないでしょう………!!!かっこいい…ただのヒールだと思ってたけど全然そんなことなくて、2幕からはいい人じゃん!!と思ってみていた。こんなふうに思う日が来るとは思わなかったよ〜。
でもみんなかっこいいです。木吉さんと火神くんもたくさん好きになりました。いやみんな好きだな…みんな好きだよ…女子ももちろん好き…ほぼ二幕にしか出てこない陽泉も、最後にはちゃんと、試合の描写を通して好きになれて、好きのキャパオーバーになりました。

今回も照明の使い方がとーーーってもかっっっっこよくて!!!あの光るラインみたいなのなんだ!!と感心しきりでした。いやあ…かっこいいな。前回は盆に感心していたな。

この舞台作品を通して、黒バスという作品を、さらにはバスケというスポーツにまでおもしろさを感じていて、とても嬉しく思います。大変な力を持った作品だなあ…。リアルタイムで公演を追えることに幸せを感じる!!見てきてよかった!と思える。


◆Take me out 2018
初見。初演から変わった要素が多いと聞いて、なんで初演を見なかったんだと後悔しているところです。でも今回の公演で見られてよかった。よかった……。1回見ただけでは受け止めきれないところもあるように感じていて、もう一回みたいです。
言葉がかなり重要で、良い意味で集中力がいるように感じられて。直接的な表現を使わずに、これってこういう意味だよっていうのを伝えてくることが多かったような印象。この書き方矛盾してる感じがするけど、比喩とか、冗談とかを混ぜながら暗示してくるような。感覚としては、和訳した洋書を読んでるみたいな…?そりゃあもともとそういう作品(翻訳された作品)なので当たり前かもしれないけれど、すごくアメリカを感じたというか、わざと日本人が演じていても日本人に見えないような、洋画の吹き替えとかそういうのを見ているような?感覚がしました
メイソンの言葉が……とかけばもう察してもらえるかもしれないけれども、あの言葉が重かったというか、悪くないんだけど、共感してしまったんですよね…そしてそれが正しい感情なのかなあとか、ぶつけてよかったのかなあとか、考えたりした。この物語の中ではぶつけてよかったと考えていいのかな

それぞれの役がくっきりしていてよかった。というか、考えや思いをそれぞれの役を演じる方から感じられたというか、当たり前だけど、役がその世界でその人の人生を生きている、意思を持っているという感じがした。それぞれが考えていることがあって、ぶつかったり、何らかのアクションが起こったり、っていうのがくっきりしていた。わかりにくくなく、あやふやにならずに確かに形になっていたというか。……書いててよくわからなくなってきた

最後の結末の意図というか、何を表しているのかをどう捉えたらいいのかまだこれという解釈が見つからなくて、いろんな人の感想をみたい……。続きの物語が存在しているような気がする。

もっとちゃんと味わって咀嚼して楽しみたかった作品。感想もまとまらない…もったいないことしたな。

◆ミュージカル「スタミュ」スピンオフ team柊 単独レビュー公演「Caribbean Groove」
※分量が凄まじくなりそうなので別記事で書きます。書き終わらなそう。

◆1789
革命家たちのかっこよいのと、マリー・アントワネットがかっこよいのと、悪役が良い味出しすぎているのとで、……濃い!!!
副題の意味が納得できるストーリーだったなあと思います。恋人たち。群像劇っぽい描き方なのが好きでした。革命を起こそうとした人々それぞれにそれぞれの人生があるっていうのを、しつこすぎずに一つの事実としてすんなり感じられるというか。

この言い方は良いのかわかりませんが、チケットを取るという決断に時間がかからなすぎるというか、キャストをざっと見ただけでこんなの見なきゃいけないじゃん、という使命感に駆られないわけ無い。豪華。華やか。
小池ロナンで観劇しましたが、舞台では初めてお目にかかるので新鮮であった。少年っぽい無鉄砲な感じがあまり今まで見たことない役というか存在感というか。キャストによって大きく変わりそうだな〜と思いながら見ていました。
音楽がロックなだけあって、というか?古典的でなく斬新な雰囲気。派手な衣装とかポップなセットもあって、初めてミュージカルを見る人でもとっつきやすそう。派手。
ソニンさんのうたがすごくすごく力強くて驚きました。
あとはなんといってもアンサンブルというか群舞のシーンが圧巻です。二階席だったのでよくみえた。一回から見たらまたますますすごい迫力だったのかもな。

なんだか箇条書きになってしまった。


2.5次元多めの月だったかも。楽しい作品ばかりですとても充実した月でした。ちょっと楽しみすぎたくらい楽しかった。